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これは、2015年10月9日に東西大学において開催された、第4回韓国大学生日本語ディベート大会全国杯の決勝戦を文字化したものである。論題は「日本は外国人労働者の受け入れを拡大するべきである。是か非か。」であり、試合形式は立論1回、反駁2回の1立2反形式であった。本文は、まず録画された動画の音声より、出場選手及び指導教員の協力により書き起こしを行い、その後、運営委員会で編集作業を行った。

 動画は、「2015 第4回韓国大学生日本語ディベート大会<全国杯>準決勝結果発表・決勝戦」(https://youtu.be/4BE_7-iO650?t=11m48s)にある。

 本試合中の発言内容は、ディベートの試合において与えられた側に基づいたものであり、ディベーター個人の信念・見解や大会主催者及び関係者側の見解を反映するものではない。

トランスクリプト

 

第4回韓国大学生日本語ディベート大会全国杯決勝戦

論題:日本は外国人労働者の受け入れを拡大するべきである。是か非か。

 

2015年10月9日 東西大学

肯定:聖公会大学 否定:東義大学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 肯定側立論(6分)

 今から肯定側の立論を始めます。プランを採用して発生するメリットを2点、説明します。

 

 メリット1は「労働力不足問題を解決できる」です。

 

 まず、内因性を説明します。現在、日本では少子高齢化による人口の低下で労働人口が少なくなっています。

 証拠資料を引用します。出典は「日本の少子化が人手不足で現実化、企業の対応策は」国際貿易研究院、2014年の資料です。引用を始めます。

 「人手不足の根本的な原因は1990年代から深刻化している少子高齢化である。生産可能人口は1995年約8,700万人から減少して2013年には約7,900万人になり、はじめて8千万人以下になった。これまでは20年間の長期不況のせいで現れていなかったが、最近の景気回復で企業の労働力需要が増え、人手不足問題が現実に現れている。」引用を終わります。

 このように労働人口の減少が予想されています。

 

 次に、重要性を説明します。少子高齢化による実質的な労働人口減少によって現在も様々な業界で労働人口不足現象が起きております。

 論文を引用します。出典は「労働力不足解消の策としての外国人労働者」西村真紀(にしむらまき)・2010年の資料です。引用を始めます。

 「業界別にみると、流通業、飲食業、医療福祉業の労働力が不足している。中小企業における今後3年程度の業種別人員の過不足見通しでは、医療・福祉の不足感が最も高く、「かなり不足」、「やや不足」を合わせると47.2%と高い割合となっている。また、「かなり不足」は22.9%を占めており、次点の運輸業でも11.8%に過ぎず、他業種に比べて圧倒的な高さとなっている。」引用を終ります。

 このように現在の日本は労働力不足問題で悩まされているのが現実です。

 

 解決性を説明します。このような問題は「外国人労働者の受け入れを拡大する」というプランによって解決できます。

 証拠資料を引用します。出典は「少子高齢化と外国人労働者」井田敦彦(いだあつひこ)・2005年の資料です。引用を始めます。

 「単純労働者を受け入れれば、労働人口の減少に伴う経済成長率の低下や社会保障費負担の増大を緩和できる可能性がある。」引用を終わります。

 このように外国人労働者を受け入れることで労働人口減少の影響を押さえることができると予測されています。

 

 メリット2を説明します。 メリット2は「経済の活性化」です。

 

 現在、日本の経済は小幅回復していますが、全体的に見れば深刻な低迷が続いています。

 証拠資料を引用します。出典は「低成長では高齢化社会は乗りきれない」井原哲夫(いはら・てつお)、2009年の資料です。引用を始めます。

 「いま日本の経済は長期停滞の中にあって、高齢化社会を乗りきるに必要な経済成長率まではほど遠い状況にある。世界的には衰退していると言った方がいいかも知れない。1993年に日本の人口一人当たりGDPは世界第2位であったが、2006年には18位まで後退してしまった。その間も日本の一人当たりGDP順位は下がり続けてきたのだ。」引用を終わります。

 このように実際、日本は一人当たりのGDPが減少し続けています。

 

 重要性を説明します。このような現象は外国人労働者を受け入れることによって低迷化している日本の経済を押し上げることができると予想されています。

 論文を引用します。出典は「外国人労働者増加の経済効果の試算」鈴木将之(すずき・まさゆき)・2009年の資料です。引用を始めます。

 「また、受入拡大による人口の増加は消費拡大を通じて日本のGDPを押し上げる。5年目以降は経済効果が約4,100億円、雇用創出効果は5.5万人となる。」引用を終わります。

 このように外国人労働者からの経済成長の効果があります。

 

 解決性を説明します。経済の低迷化は外国人労働者を受け入れることで回復させることができると予測されています。そして、韓国では外国人による経済誘発効果が大きいと分析されています。

 証拠資料を引用します。出典は「外国人労働者が国内経済に与える影響」IOM移民政策研究院・2011年の資料です。引用を始めます。

「分析結果、2008年531,522人の外国人労働者によって29.5兆ウォンの総生産誘発効果が出たと分析された。」引用を終わります。

 このように外国人を受け入れた時の経済成長が期待できます。

 以上の2つ理由から「日本は外国人労働者の受け入れを拡大するべきである」と主張します。

 以上で肯定側の立論を終わります。ありがとうございます。

 

 否定側質疑(3分)

否:これから否定側の質疑をおこないます。立論ありがとうございました。質疑は全部、4点です。まず、あのメリットの1のところ

  で、あの、内因性の証拠資料の中で、少子高齢化とおっしゃいましたが、これは人口の減少によって労働力人口も減少するとおっし

  ゃいましたよね? …人口減少と、労働力人口の減少の、関連性はなんですか?

肯:少子高齢化による日本のげ…労働力不足によって、外…外国人労働者による…それ、それ、外国人労働者で、それを、あ~ためるこ

  とができる、ということで主張なわけです。

否:はい、次です。2番目は、あの、デメリッ…あ、メリット1の、あの、2つめの証拠資料の中で、あの、あの、人手不足の業界の中で

  医療や福祉?…の分野で、あの人手不足だとおっしゃいましたが、では、外国人労働者たち日本語は全然できないですけど、医療の

  分野とか福祉の分野…なんか…活躍…できると思いますか?

肯:あ、言語だけではなく、その技術を学べば、ある程度可能だと思います。

否:次に、あの単純労働者が、あの、ろうど…単純労働者の部分に、あの労働力をおさえるとおっしゃいましたが、では、あの福祉の、

  医療の部分と、単純労働者の部分だと思います。では、あの、この2つの部分の中でどの部分が1番、人手不足だと思いますか?

肯:人手不足で…やっぱり運輸業、また飲食業、結論でも言ったとおり医療福祉業で、単純労働者…労働者による技術が足りなく、これ

  が1番ふあ、お~不足となっていて、ここを変えるべきだと思います。

否:はい次です。あの、メリット2のところです。あの~最初にあの、高齢社会化によって、あのGDPも、あの、下がるし、あの、消費

  の効果があまりないとおっしゃいましたが、では、高齢者?…日本のいま高齢者たちは全然消費ないと、するんですか?

肯:すいません、質問をもう1度かるくお願いいたします。

否:高齢社会によって消費…あの消費があまりないとおっしゃいましたよね? 経済効果が。

肯:はい。

否:では、高齢者たちの消費はあまりないんですか?

肯:必ずあまりあるとは言い切れません。

否:はい、次です。あの1993年度GDPは世界2位だとおっしゃいましたが、これはあの、高齢化と関係あるんですか? この時はバブル

  の時じゃないんでしょうか?

肯:バブル、バブルの原因、それ、少子高齢化による、お~一人あたりのGDP削減と、あ~私たちは思っています。

否:はい、最後です。あの、経済効果によって2009年の韓国の例を挙げたんですけど、あの~あ…すいません、2011年の韓国の例を挙

  げたんですけど、韓国では今も、それくらいの経済誘発効果がある…と思いますか?

肯:2011年では、たった最近のことで、今でも韓国はこの分析通り、あ~日本でもそれが適用できると思います。

 

 否定側立論(6分)

 これから否定側の立論を始めます。定義とプランは肯定側に従います。

 それでは、デメリットを2点、指摘します。

 

 デメリットの1点目は「犯罪率の増加」です。

 

 現状分析は2点です。

 1点目。まず、現在日本に滞在している外国人の割合について説明します。

 証拠資料です。法務省「在留外国人統計」、2014年12月、引用開始。

「2014年、公式に日本に滞在している在日外国人は全部で約212万名だ」引用終了。

 外国人の割合は、特別永住者を含めても1億2000万人中の212万人で、およそ1.7%しかありません。この比率は、世界各国と比較してかなり少ない方です。

 2点目。日本の治安は安定していると評価されています。

 証拠資料です。グローバル・ピース・インデックス、2015年、引用開始。

「世界平和指数、GPIで、2015年の結果を見ると、日本は162か国のなかで8位だった」引用終了。

 そのため国民たちは生活に不安を持っていない状況です。

 

 発生過程は2点です。

 1点目。プランを導入すると、今の在留外国人の比率である1.7%から、数倍は増えることが確実です。実際、日本は過去、部分的とはいえ、外国人の受け入れを拡大した実例があります。

 証拠資料です。法務部「日系人タウン形成背景」、2011年12月、引用開始。

「群馬県、大泉町では1990年、多くの日系ブラジル人が日本企業に就職した。(中略)外国人の比率は15.3%で、全国で外国人が一番多い町である」引用終了。

 2点目。それでは現在、群馬県内で大泉町がどうなっているのかを見てみましょう。

 証拠資料です。日本地域番付、2012年、引用開始。

「群馬県内で外国人の比率が一番多い町は大泉町だ。犯罪率を見ると、群馬県35地域の中で1位だった」引用終了。

 このように、大泉町は犯罪率の増加という極めて重大な問題を実際に引き起こしています。

 

 続いて、デメリット1の深刻性を述べます。

 人手不足の解決のためという経済的な理由で安易に多数の外国人を国内に呼び込むと、治安が低下し、住民たちの不安が高まります。

 プランを導入すれば、大泉町のような一部の地域だけに限らない日本全体の社会不安へと、確実に拡大します。これは大変深刻な問題です。

 

 デメリットの2点目は「外国人労働者の社会保障費用の発生」です。

 

 現状分析は2点です。

 1点目。2015年現在、日本の国家予算の策定、及び増加の理由を見ます。

 証拠資料です。朝日新聞、2015年4月9日、引用開始。

「15年度、当初予算の総額は、年金や医療など、社会保障費や防衛予算が増えて、過去最大の96.3兆円となり、4割近くを国債発行に頼った」引用終了。

 2点目。国債の発行に依存している国家財政に対して、近年、大きな負担をかけているのが社会保障費用です。

 証拠資料です。財務省「2015年度社会保障関係予算のポイント」、2015年1月、引用開始。

「社会保障関係費は約31兆円で、昨年と比べ、1兆円ほど上昇」引用終了。

 国家予算の総額、約96兆円のなかの約31兆円というのは全体の約30パーセントにあたり、かなり大きい割合を占めるようになっているのがわかります。

 

 こうした状況でプランを導入すれば、国家の財政状況は、確実に、悪化することになります。その発生過程を説明します。

 発生過程は2点です。

 1点目。外国人労働者を支援しなければならない日本は、現状の問題をさらに悪化させることになります。外国人一人当りの社会保障費用がどれぐらいかかるのかを見てみましょう。

 証拠資料です。国立社会保障・人口問題研究所「社会保障費用統計」、2014年、引用開始。

「2014年、一人当りの社会保障費用は年金を除くと約50万円(※「40万人」と発音)」引用終了。

 2点目。総務省の資料によると、2014年10月基準で、外国人労働者は約78万名いますが、プランを導入すると、その人数が数倍にふくれあがることが予想されます。仮に最低ラインとして、外国人労働者をさらに100万人受け入れると想定してみましょう。すると、年金を抜きにした社会保障費用は、総額で、なんと5000億円も増加することになります。

 このように、プランを導入すれば相当大きな費用が必要になることが確実です。それは、国債に依存している国家予算の問題をおさめるどころか、国民のさらなる負担増加を生みます。

 

 最後に、デメリット2の深刻性を説明します。外国人労働者の受け入れを拡大したら、政府は彼らを支援するために、社会保障費用の予算を確保する必要があります。しかし、現在の国家予算の問題を無視したままそれを行えば、国家を維持するために必要不可欠な他の基幹部門に予算が回らなくなる恐れがあります。国家財政の危機ということは、つまり国家存続の危機にもつながり、国家自体が危うくなってしまう。これは大変深刻な問題だといえます。

 以上で否定側の立論を終わります。ありがとうございました。

 

 肯定側質疑(2分)

肯:はい、これから肯定側の質疑を始めます。まず、群馬県について説明、おっしゃいましたが。

否:はい。

肯:それは、群馬県の犯罪率が、外国人による犯罪率が高いとおっしゃるんですね。

否:はい、そうです。

肯:はい、ありがとうございます。だったら、次は、外国人労働、労働、労働者が犯罪率を高めるとおっしゃい、おっしゃるのですか。

否:必ず外国人だけ、じゃないんですけど、あの、外国人が多い町では、あの、内国人と外国人の含めての資料なんですけど、外国人が

  入ったら、それ、そ、そのある程度は関係があると思います。

肯:はい、ありがとうございます。次は、デメリット2でおっしゃいました社会的な費用についてもう一度詳しく説明お願いします。

否:社会保障費用のどの部分なんでしょうか?

肯:年金と保険の、ことです。

否:社会保障…。

肯:全体、全体的にお願いします。

否:外国人が、外国人が、あの~、入ったらそのぐらいの社会保障費用が必ず増加します。

肯:はい。なら、プランに従って外国人労働者が年金と保険のサービスを受けていますか。

否:…。と、日本、はい、そ、はい、そうです。

肯:はい、ありがとうございます。次の質問です。外国人労働者を受け入れるのが日本人を雇用するの、より、社会保障費が追、追加的

  に必要か、思い、あ、考えますか。

否:すみません。もう一度お願いします。

肯:外国人労働者を受け入れることが日本人を雇用するより、社会保障費を成果的に必要になれるようにすると思いますか。

否:社会保障費用がもっとかかります。

肯:はい、ありがとうございま、ありがとうございます。これで肯定側の質疑は終わります。ありがとうございました。

 

 否定側第1反駁(4分)

 これより、こうて…否定側の第1反駁をおこないます。反駁は全部3点あります。

 まず、1点目です。あ、メリット1で、人口減少によって労働力人口が減少するんだとおっしゃいましたが、あ~100%…その理由ではない、です。なぜなら、医療と福祉の部分では潜在人口で充分ホショウできる…補修できるからです。

 証拠資料を引用します。出典は、2014年12月4日(※「ようか」と発音)、厚生労働省外国人雇用対策課(※「タイサイガッカ」と発音)からの資料です。引用開始。

「人口減少において、若者、高齢者、女性、障害者など全ての人が意欲と能力に応じて働くことのできる環境が整うことにより、2017年で約340万人(※「360万人」と発音)、2030年で約600万人(※「ロッパクマンニン」と発音)増加するなど、将来的な労働力人口の減少を一定程度抑制…」引用終了。

 このように、コクサイ…国内の潜在的労働力で充分補修できると思います。

 そして2点目です。あ~メリット1で、あ~たんじゅ、単純肉体労働者の部門が、具体的にどの産業の分野とは言ってなかったので、あ~その単純ろ、単純肉体労働の分野というと、代表的に製造業とか建設業という部分があります。その分野では、あ~機械化で、充分補修ができます。それに関して証拠資料を引用します。

 証拠資料です。出典は2012年11月16日、ダイアモンドオンライン、うしだ…馬田芳直のコメントからです。引用開始。

「生産年齢人口が減るスピードを見ると、2010年から2025年の生産年齢人口の減少率は、年率0.9%と予測されている。ところが、これを上回るスピードで進みそうな指標がある。「平均労働生産性上昇率」。(中略)工場の機械化やロボット化などって…進めたりそうな…指標である」(※1)引用終了。

 このよう、このように機械化でも、お~カバーすることができます。

 そして3点目です。あ~メリット2で2009年の韓国の例を挙げながら、彼らの経済効果が高いとおっしゃいましたけど、そうとは言い切れません。なぜなら、あ~彼らは、あ~お金をもらえば80%を送金するからです。

 証拠資料を引用します。出典は、2014年5月28日連合ニュースの記事からです。引用開始。

「韓国の外国人労働者は、給料の約80%を本国に送金」(※2)引用終了。

 この資料によると、外国人労働者たちは、給料のほとんどを本国に送金しているので、国内ではほとんど消費しないことがわかります。よって、消費による経済的利益は、あ、限定的だと思います。

 …あ~すいません。ちょっと時間があるのでもう1点、反駁しようと思います。あ~、よん、4点目として、メリット2で、高齢化によって消費…高齢化によって消費による経済効果がないとおっしゃいましたが、そうとは言い切れません。今、日本は経済キハン…経済基盤がなっている消費者は、ユク、60歳以上の老人…ばかりです。また、1993年の日本のGDPが世界2位だとおっしゃいましたけど、それは、過去の議論…話しているので、今、また、あ~これまでの問題とは関係がないと主張したいと思います。

 あ~以上で、否定側の第1反駁を終わらせていただきます。

 

 肯定側第1反駁(4分)

 はい。これから肯定側の第1反駁を始めます。

 まず、否定側のデメリット1について反論します。

 否定側デメリットの1で、日本は治安の強豪国、強国である、だと認めました。だからこそ、外国人労働者が日本に入ったとしても、その犯罪率が上がるという保証はありません。そして、外国人労働者の犯罪があがると言いましたけど、現、実際に、それはあいてではありますが、実際に日本の犯罪率は減っています。

 証拠資料を引用します。日本の外国人犯罪現況と認識についての研究、2010年度の資料です。

「外国人犯罪検挙件数は2005年には、47,865件で定点を取って、比較的早く落ちて2009年には27,836件になりおよそ2万件も減っている。」引用を終わります。

 このように外国人労働者による犯罪率は減っています。

 そして、群馬県の例を挙げて、外国人労働者とその犯罪率について言いましたけど、それも、群馬県はそうかもしれないんだけど、全ての地域にそれが通用できるとは言い切れません。

 証拠資料を引用します。森摂「外国人集住都市は日本の近未来」2004年の資料です。

「(だが、)豊田市をはじめ、外国人集住都市のどの担当者に聞いても「治安は悪化していない」と異口同音に答えが返る。...「大泉の犯罪発生率は増えていないし、その率は周辺市町とも変わらない」と断言する。「外国人登録をして合法就労している外国人は、つまらない犯罪に手を出してつかまると強制送還されるので、割りに合わないことはしないからだ」という。」引用を終わります。

 このように、外国人労働者である、ということが必ず犯罪につながるとは言い切れません。

 そして、社会保障について話したんですけど、それも違い、それもある程度はあるかもしれないんですが、絶対にそうだとは言い切れません。

 引用を始めます。社会保障給付費の現状と見通し、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、2011年の資料です。

「高齢化の進展を考慮すればOECD加盟国の平均的な水準をやや下回る程度である。」引用を終わります。

 このように現在日本の社会保障はそれほど高くありません。

 そして、外国人労働、質疑の時に、外国人労働者を受け入れることが追加的な費用を必要と言いましたけど、それは違います。法務省の2014年の資料によると、外国人労働者を受け入れたとしても、その社会保障費は日本人の労働者と同じ、その差はないと言われています。

 そして、第1反駁の最初に、の反駁について、えっと、反論します。医療、福祉、そして、医療福祉の、えっと、労働者は、現在も生じていて、えっと、製造業と建設は、生じ、えっと、機械などで補修することができると言いましたけど、確かにそれはできる、と思います。しかし、実際に安倍政権は、その、えっと、家庭、家事手伝いなど、働く外国人を正式に受容することにしており、それがサービス業の拡大となります。そして、えっと、建設などは注意?できるかもしれないんですが、運輸業などは必ず…。

 最後に、経済について話しましたけど、外国人労働者の消費の事は私たちの立論で言った資料によると、4.4兆あまりになります。これらによる外国人労働者の受け入れた効果は必ずあるということです。ありがとうございます。

 

 否定側第2反駁(4分)

 はい、これから…はい、これから、え~否定側の第2反駁を始めます。

 まず、肯定側の第1反駁に対して再反駁し、その後私たちの主張をまとめたいと思います。

 え~まず1点目です。あの~…え~外国人が増えても、え~犯罪率は増えないっていう保証はないっていう話をおっしゃいましたが、え~それは違います。え~私たち、大泉町のような、今の群馬でも、犯罪率1位だと、え~それは真実を占めている話です。

 ただ…それが、え~2つ?…え~あの、プランを導入すれば、その、大泉町のような外国人が多い町がどんどん増える…その意味です。これ、これが全国化すれば、え~かなり深刻な問題になる…その話を言っているので、え~その反駁はズレている…と私…。あと、え~外国人犯罪が、え~…あの~低下するっていう話をおっしゃいましたが、それは外国人…ただのリョコ、旅行で来た外国人…や、特別永住者を含めた、その資料ですから、それは認められません。私たちは、あくまでも外国人労働者の話を言っているのですから、え~それ、その反駁も完全にズレて、証明できないと思います。

 え~次です。あの~…3点目ですけれども、え~社会保障費はそんなに大きくないと言う話をおっしゃいましたが、え~我々が立論で言ったとおりに数値化できている資料、また、日本の資料を挙げているので、え~その、経済効果の、ほかの国の資料を挙げているよりも、あの、その~これが、信憑性が…もっと高いから…と考えられます。ですので、彼らが来ても、必ず、え~その、社会保障費用の発生…それが、え~…確実に起きます。とまた、その経済…あの~、え~、また~社会、あの…を聞いていた…あ、社会事業のことを聞いている話によって、ある…対して出典もなかったので、信憑性もない…。

 え、あの~…次に4点目です。医療や単純労働に、機械化や、え~…機械化や、潜在人口は確実に、あの~…できるんだと認めました。ですので、え~彼らを、外国人労働者…を、あの、あの、受けるよりも、内国民600万人の潜在人口を活用して、え~その~産業に当てるのが、もっと経済効果を。彼らは送金をするから、え~…送金をするから、もっと経済効果がある内国民を、え~活用するべきだと私たちは主張します。

 え~最後に、え~あの、私たちはナンブチキ(? 意味不明瞭)の、ですから、比較できないという資料なんですけれども、そこに対しては反駁がなかったのでそのまま認められたものと考えます。

 最後に私たちの主張をまとめたいと思います。…外国人が増えるというのは、つまり外国人の犯罪数も増えるということです。え~これは確実です。そのため日本人社会の中で外国人を非難、排除する風潮が広がって、社会不安も高くなる、これも確実に起きます。え~また外国人…が、日本人社会にたくさん雇うことは、え~外国人のための社会保障費用、つまりコストがかかるということです。これも、確実に…え~起きます。そして外国人…労働者、安い労働力だと考えていますが、彼らによる経済効果は、え~このコストのせいで、ほ、ほとんど消えてしまう。むしろマイナスになるかもしれませんので、え~その経済効果はないと私たちは主張します。え、その、そして…。

 え…以上で、否定側の第2反駁を終わらせていただきます。ありがとうございました。

 

 肯定側第2反駁(4分)

 これから肯定側の第2反駁を始めます。

 まず、犯罪率、外国人労働者が多いちえき(地域)の犯罪率がおお、高いとおっしゃったことについて反駁します。これは質疑におっしゃったとおり、外国人と内国人を加えた資料であり、あまり、この比率はあまり、その信頼性がないと思います。

 また、特、特別、特別れいじゅんしゃ(永住者)、また、旅行、旅行者を増えた資料で、その、その治安の問題、問題、問題について、この資料はその問題があるとおっしゃいましたが、これも違います。第1反、第1反駁におっしゃったとおり、外国人登録をして、合法ちろう(就労)している外国人は、つまらない犯罪に手を出して捕まると、きょうざい(強制)送、送還されるので、割に合わないことはしないからだ、という資料、資料で見ると、あ、わかるように、わかるとおり、この、とく、あ~、治安の、外国人労働者は確かに治安については、あまり問題にならないと、ことを主張します。

 また、とみた(豊田)、この資料が引、この引用した資、とみた市(豊田市)の資料について反駁しなかったと、反駁しなかったんです。

 次に、社会ほじょう、保障費について、その経済効果があるとおっしゃいましたが、それも少し違います。法務省の資料によると、社会保障費用は、日本人とほぼ同じだ、という資料があります。次に、機械に、機械にだいさい、代替できるとおっしゃったことについて、私たちの立場で認めたとおっしゃいましたが、これ、これを認めた覚えはありません。

また、しょうひつ業なのでは、その機械はやはり引用できないから、それ、からだったと私は確かに反駁しました。

 次に、消費効果について、消費が、消費があるため、消費効果が少ないとおっしゃいましたが、外国人労働者が経済に影響を与えるのは、消費文化だけではなく、産業を基盤について全般的なものだと思います。

 整理します。私たちは労働力不足問題を解決する、ための強力な手段にあり、手段で、外国人労働者の受け入れが必要だと思います。また、少子高齢化による経済的な問題を解決するための方法として価値があると思います。社会的な費用に関しては、あ、外国人労働者の受け入れによる、その利益が、その社会的な費用より高いため問題にならないと思います。治安の問題には、その外国人労働者の受け入れの上昇比につい、比較して、犯罪率は低下し続けているため、問題にならないと思います。

 あらためて、整理します。私たちは労働力不足の問題を解決するため、また、それに関する少子高齢、あ、経済的な問題を解決する手段で、その外国人労働者の受け入れを、が必要だと主張します。ありがとうございます。

 

 全スピーチ終了

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